天井から雨漏り?原因の見分け方・応急処置・修理費用と、やってはいけないこと【札幌】

この記事の要点は、次の3つです。

  1. 天井の雨漏りは「水の入口」と「シミの出口」がずれるため、真上の屋根とは限らない。だから、自己判断で塞がない・穴を開けない
  2. それでも症状から原因の見当はつけられる。屋根/ベランダの真下/上階の水回り/すが漏り/結露、と逆引きでしぼり込めます
  3. 札幌では、雪の時期だけ・雨と無関係に漏れるなら「すが漏り」を疑う。雨漏りとは原因も対処も違います
株式会社単刀直入 代表取締役 成田 風輝
この記事を書いた人|成田 風輝(株式会社単刀直入 代表取締役)
札幌生まれ・北海道大学卒業。在学中に起業し、YouTube・SEO・リスティング広告で集客に成功。株式会社単刀直入を設立。札幌の暮らしをより良くするため、札幌の外壁・屋根・雨漏りの費用の目安と業者の選び方をまとめたメディア「札幌外装センター」を運営。→ 運営者情報

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目次

天井から雨漏り? まず室内を守る(屋根に登らない)

天井にシミが広がったり、照明のまわりから水がぽたぽた落ちてきたりすると、真上を見上げて「屋根のどこが壊れたのか」を考えてしまいます。ですが、天井の水漏れで先に手をつけるのは、屋根ではなく真下の部屋です。床・家具・家電がこれ以上濡れないようにするところから始めます。
天井の雨漏りは、後回しにするほど天井材のたわみ・漏電・カビへと被害が広がります(くわしくは後半の「放置するとどうなる」で解説します)。最初の数分の動き方で、被害の大きさが変わります。だからこそ、あわてず正しい順番で動くことが大切です。
そして、天井から水が漏れていても、原因を見ようと自分で屋根に登ってはいけません。「上から塞ごう」と屋根に上がるのは、応急処置のなかで最も危険な行動です。

国土交通省の資料には、屋根の上の危なさがはっきり数字で出ています。雪下ろしなど除雪中の事故は、雪の多い年には全国で年間1,000件以上、亡くなる方は100人以上。そのうち約8割が65歳以上です。天井のシミの原因をたしかめようと屋根に出るのも、足もとが濡れて滑りやすいという点で、雪下ろしと変わりません。

天井の水漏れで、あなたがやるのは「室内を守ること」まで。屋根の上を見る必要があるなら、それは業者の仕事です。この記事でお伝えするのは、今すぐ・安全にできることと、プロに任せるべき境界線です。

天井の雨漏りは、どこが原因?(症状からの逆引き)

天井のシミの原因を見分ける逆引き図。雨のたび→屋根・防水・棟、ベランダの真下→ベランダ防水、晴れでも濡れる→上階の水回り、冬だけ→すが漏り、北向き→結露、の見分け

室内を守ったら、次は原因の見当をつけましょう。天井の雨漏りでいちばん困るのは、水が出ている場所と、原因の場所が一致しないことです。天井の真上の屋根が原因とは限りません。まずは、天井のシミ・水滴から「どこを疑えばいいか」を逆引きでしぼり込みます。

天井のシミ・水滴の、5つの原因

天井から水が出るとき、疑うべき原因は大きく5つに分かれます。

  • ①屋根(屋根材・防水シート・棟):いちばん代表的な原因。屋根材の割れ・ズレ、その下の防水シート(ルーフィング)の劣化、屋根のてっぺんの棟板金の浮きなどから、雨が入り込みます
  • ②ベランダ・バルコニーの真下:意外に多いのが、屋根ではなくベランダの床の防水劣化や、排水口(ドレン)の詰まり。ベランダの真下の部屋の天井にシミが出たら、まずこれを疑う価値があります
  • ③上の階の水回り(給排水管・浴室・トイレ):後でくわしく説明しますが、雨と無関係に天井が濡れるなら、これが本命。見落とされがちな、重要な原因です
  • ④すが漏り(冬・北海道):雪が積もる冬だけ・外見に異常なしで漏れるなら、雨漏りではなく雪由来の「すが漏り」の可能性。札幌ではとても多いパターンです(次章でくわしく)
  • ⑤結露:屋根裏や天井裏で結露した水滴が落ちてくることも。断熱・換気の不足が背景にあり、雨とは無関係に発生します

症状 → 疑う原因の、逆引き早見表

「うちの天井は、どのパターン?」の見当をつけるために、症状ごとに整理します。

天井の、こんな症状のときまず疑う原因
雨・台風のときに漏れる/シミが屋根の真下屋根材・防水シート・棟の劣化
ベランダ・バルコニーの真下の部屋ベランダ床の防水劣化・排水口の詰まり
雨が降っていないのに濡れる/2階の水回りの真下上階の給排水管・浴室・トイレの漏水
雪が積もる冬だけ・春に止まる・外見に異常なしすが漏り(雪由来の水漏れ)
毎朝・寒い日に天井のすみが湿る/点状の水滴屋根裏・天井裏の結露

大前提|「シミの真上」に原因があるとは限らない

逆引き表は便利ですが、ひとつ大前提があります。水の入口(本当の原因)と、水の出口(天井のシミ)は、ずれることが多いのです。屋根や外壁から入った水は、柱・梁・防水シートを伝って流れ、天井板のつなぎ目や照明の穴から、はじめて室内に姿を現します。天井の中央にシミがあっても、原因は屋根の端だった、ということが起こります。だから逆引き表は「あたりをつける」ための目安で、原因の断定と屋根に登っての調査は、プロに任せてください。

屋根・ベランダ・外壁・雨樋まで7か所の原因と、プロの調査方法(散水・赤外線など)は、雨漏りの原因と、すが漏りとの見分け方にまとめています。

独自の視点|「上の階の水回り」が原因の天井シミ

ここが、この記事でとくにお伝えしたいポイントです。天井のシミ=雨漏り、と思い込みがちですが、雨が降っていないのに天井が濡れるなら、原因は屋根ではなく上の階の「水回り」かもしれません。

  • 給排水管の水漏れ:2階の壁や床下を通る水道管・排水管がゆるんだり、傷んだりして漏れる
  • 浴室・洗面所・トイレの防水劣化:2階に浴室や洗面所がある家で、床の防水が切れ、使うたびに階下の天井へしみる
  • 洗濯機・食洗機のホース外れ:ホースの接続不良や排水口のあふれで、下の階に水が回る

見分けの合言葉は、「雨と関係あるか」です。雨の日に悪化するなら雨漏り、晴れの日でも・水を使ったときに濡れるなら、上階の水回りが疑わしい。2階建て・3階建てや、上に部屋がある間取りの方は、この可能性も頭に入れておいてください。原因が水回りなら、屋根修理業者ではなく水道・水回りの業者の出番になります。

札幌の方へ|冬の天井シミは「すが漏り」かも

ここは、札幌・北海道にお住まいの方に、とくにお伝えしたい章です。「雪が積もっている冬のあいだだけ、天井にシミが出る・水が漏れる」——その症状、実は「雨漏り」ではなく「すが漏り」かもしれません。両者は原因がまったく違うため、取り違えると原因さがしが空回りします。

「すが漏り」は、雪解け水による冬の水漏れ

すが漏り(すがもり)は、屋根の雪が暖房の熱で溶け、その水が天井へ回ってくる冬の水漏れです。溶けた水は軒先で凍り直して氷の壁になり、行き場を失った水が屋根材の継ぎ目から天井裏へしみ込みます。最上階の天井や、軒に近い部屋の天井にシミが出やすいのはこのためです。

天井のシミがすが漏りだと、屋根に穴や割れがなくても水が出ます。業者に屋根を見てもらって「傷みはない」と言われたのに天井が濡れる、というときは、氷が原因と考えたほうが筋が通ります。無落雪屋根(スノーダクト)が多い札幌では、冬の天井の水漏れの多くがこのすが漏りです。

天井シミが「すが漏り」の、3つのサイン

天井のシミが次の3つにそろって当てはまるなら、すが漏りを先に疑います。

  • 屋根に雪が乗っている時期だけ、天井のシミが濃くなる・水滴が落ちる
  • 屋根を見てもらっても、天井の真上に壊れた所が見つからない
  • 雪が消える春になると、天井が乾いてシミが広がらなくなる

反対に、夏でも秋でも雨の日に天井が濡れるなら、雪ではなく雨の入口を探す話になります。

「春に止まった」は、いちばん危ない勘違い

天井のシミは、春に乾くと色が薄くなり、もう終わったように見えます。ですが、氷ができない季節に入っただけで、天井裏の木材や断熱材は水を吸ったままです。そのまま冬を越すたびに腐れやカビが進み、次の冬にまた同じ天井から水が出ます。天井が乾いている春〜秋こそ、天井裏と屋根を落ち着いて見てもらえる時期です。

すが漏りが起きる家の条件や直し方は、すが漏りとは?雨漏りとの違いと修理費用にまとめています。

今すぐできる、天井の雨漏りの応急処置

天井の雨漏りの応急処置フロー。電気を止める→落ちる水を受ける→拭く→家財を守る→写真と日時を記録の5ステップ

ここからは、天井から水が出ている「今このとき」にできる応急処置です。上から順番にやってください。とくに①の「電気」を最初に持ってくるのが安全のポイントです。天井は照明の配線が通っているので、水と電気が出会いやすい場所だからです。

手順①|電気を止める・家電を移動する

いちばん最初は、電気の安全確保です。

  • 照明器具やシーリングのまわりが濡れていたら、分電盤でその部屋の回路を切る:どの回路か迷ったら、家全体の主幹ブレーカーを切ってもかまいません
  • シミの真下にある家電は、プラグを抜いて離す:手やコードが濡れているときは触らず、乾いた手で、乾いた床の上から抜きます
  • 天井の照明・壁のスイッチ・コンセントは、濡れたらそのまま使わない:天井裏の配線に水が回っていることがあるので、乾いて点検してもらうまでは電気を入れません

手順②|落ちてくる水を受ける(バケツ+ビニール+雑巾)

次に、落ちてくる水を受け止めます。ただ置くだけだと水はねで周りが濡れるので、バケツの下にビニールシートを敷き、中に雑巾を入れておくと、床と周囲を守れます。水の落ちる位置がずれてきたら、容器も移動を。複数の場所から漏れる・範囲が広いときは、ブルーシートを床いっぱいに広げて「大きな受け皿」にし、そこに複数のバケツを置く方法もあります。

手順③|拭く・家財を守る・記録する

天井のふちや壁づたいにしみ出す水は、こまめに拭き取り、濡れる範囲を広げないようにします。あわせて、漏れている場所の下や近くにある家電・パソコン・家具・書類・思い出の品を、乾いた場所へ移動を(家電は感電・故障の危険があるので最優先)。最後に、片づける前にスマホで写真を撮っておきます。漏れている天井・シミの広がりを複数の角度で、いつ・どんな天気のときに漏れたかもメモしておくと、原因さがしのヒントになり、火災保険の申請にも役立ちます。

なお、窓・サッシ・ベランダなど場所別の対処や、防水テープ・ブルーシートの使い方まで含めた応急処置の全体像は、雨漏りの応急処置にまとめています。

天井の雨漏りで、やってはいけないこと

天井の雨漏りでやること(水を受ける・拭く・家財移動・記録・業者相談)と、やってはいけないこと(コーキングで塞ぐ・板や釘・自分で屋根に登る・天井に穴)の○×図

天井の水漏れでは、よかれと思った手当てがかえって被害を大きくすることがあります。天井ならではの、手を出すと悪くなる3つを挙げます。

①出口(シミの場所)を、コーキングで塞がない

「水が出ている場所を埋めれば止まる」と思い、天井のシミや水滴の出口をコーキング(すき間を埋める材料)で塞ぐのは避けてください。出口を塞いでも入口(本当の原因)は残ったままなので、行き場を失った水が天井裏をさらに広がり、別の場所からもっとひどく漏れ出します。さらに、水がどこから出るかは業者が原因を突き止める大事な手がかり。出口を塞ぐと、その手がかりまで消してしまいます。塞ぐのは原因を突き止めてから。それはプロの仕事と割り切ってください。

②天井に板を貼らない・釘を打たない

「垂れ下がった天井を支えよう」「シミを隠そう」と、天井に板を貼ったり、釘を打ったりするのもやめてください。

  • 水が溜まって、天井材が落下する:板でふたをすると、天井裏に水がたまり続け、重みで天井ごと抜け落ちる危険があります
  • 釘の穴が、新たな水の通り道になる:濡れた天井材に釘を打つと、そこから水が伝い、被害が広がることも

とくに、天井が水を含んでふくらんでいる(垂れ下がっている)ときは要注意です。「水を抜こう」と自分で穴を開けたくなりますが、一気に大量の水が落ちて家財を傷めたり、天井材が崩れたりする危険があります。基本的に、自分で穴を開けないでください。判断がむずかしいので、近づかず業者に相談するのが安全です。

③自分で屋根に登らない

くり返しになりますが、これがいちばん大切です。原因を見よう・上から塞ごうと、自分で屋根に登ってはいけません。前の章でも触れたとおり、屋根の上での作業は、除雪中の事故が全国で毎年多発するほど危険です(国土交通省の統計)。濡れた屋根・雪の残る冬の屋根は、とくに滑りやすい。2階の屋根からの転落は、命に関わる高さです。「ちょっと見るだけ」「慣れているから」は通用しません。屋根の上は、あなたが上がる場所ではないのです。

やってはいけないこと(早見リスト)

迷ったら、このリストに戻ってください。

  • × 出口をコーキングで塞ぐ(水が別の場所へ回り、調査も妨げる)
  • × 天井に板を貼る・釘を打つ(水が溜まり、天井材が落下)
  • × 天井のふくらみに、自分で穴を開ける(大量の水・崩落の危険)
  • × 自分で屋根に登る(転落事故が毎年多く、命に関わる)
  • × 濡れた電気設備を触る(感電・漏電の危険)

応急処置のあと、原因を直したい方へ

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天井の雨漏りを放置すると、どうなる?

「バケツで受けているから、しばらく様子を見よう」——その気持ちは分かりますが、天井の雨漏りは放置するほど被害が広がり、修理費もふくらむトラブルです。早く手を打つほど、結局は安く済みます。天井の雨漏りで進む被害を、深刻な順に整理します。

  • 構造材の腐食(いちばん深刻):天井裏の梁や柱など、建物を支える木材が水を吸って腐ると、建物の強度が落ちます。湿った木材はシロアリを呼び寄せることも。ここまで進むと、修理は天井の張り替えだけでは済まず、大がかりで高額に
  • 天井材のたわみ・崩落:天井板が水を吸って重くなり、たわんで垂れ下がり、やがて抜け落ちることがあります。ふくらんだ天井は崩落のサイン。真下に人や家財があると危険です
  • 漏電・火災:天井裏には照明の配線が通っています。水が回ると漏電やショートが起こり、最悪の場合は火災に。照明の周りが濡れているときは、漏電の危険が高い状態です
  • シミの拡大・カビ:小さな茶色いシミも、水がしみ続けると広がり、クロスがふくらんで、はがれてきます。濡れた天井裏や断熱材はカビの温床になり、においやアレルギーの原因にも

天井の雨漏り|修理方法と費用の目安

天井の雨漏りを直すとき、大切なのは「原因の特定(調査)が先、修理はそのあと」という順番です。原因が分からないまま天井だけをきれいに直しても、次の雨でまた漏れます。ここでは、修理の流れと費用の目安を、整理します。

まず「原因特定(調査)」、それから「修理」

天井の雨漏りは、水の入口と出口がずれるため、原因の特定こそが修理の成否を分けるいちばん大切な工程です。プロは目視調査に加え、疑わしい場所に水をかけて再現する散水調査や、温度差で浸水箇所を探す赤外線調査などで、目に見えない水の道を突き止めます。だからこそ、信頼できる業者は、きちんと調査してから工事を始めます。原因を確かめずに工事をすると、「直したはずなのに、また漏れる」という結果になりがちです。

調査の方法は、雨漏りの原因と、すが漏りとの見分け方で解説しています。

原因(箇所)別の、主な修理

原因が特定できたら、その箇所に合った修理をします。

  • 屋根が原因:屋根材の部分補修・交換、防水シートの張り替え、棟板金の直し。傷みが広ければ塗装やカバー工法・葺き替えも
  • ベランダが原因:床の防水(FRP・ウレタン)の塗り直し、排水口の掃除・補修
  • 上階の水回りが原因:給排水管の補修・交換、浴室・トイレの防水のやり直し。屋根業者ではなく水道・水回りの業者の仕事
  • すが漏りが原因:断熱・換気の改善、防水工法への葺き替えなど(屋根業者・板金業者)

天井そのもの(クロスの張り替え・天井材の交換)は、原因を直したあとの仕上げです。原因を放置したまま天井だけ直しても、また漏れてしまいます。屋根の板金の直し方は札幌の屋根修理の費用相場と業者の選び方、ベランダの防水のやり直しは札幌のベランダ防水の費用相場と工法の選び方で解説しています。

費用の目安

天井の水漏れの修理代は、水の入口が屋根かベランダか水回りか、そして天井の張り替えがどこまで要るかで決まります。入口の修理と天井の仕上げを分けて、目安を並べます。

修理の種類費用の目安
屋根・防水の部分補修数万〜20万円ほど
屋根塗装20万〜80万円ほど
カバー工法・葺き替え(屋根全体)80万〜250万円ほど
天井クロス・天井材の張り替え数万円〜(範囲で変わる)

※金額は家ごとに変わります。正確な金額は、業者が現地を見たうえでの見積もりで決まります。

費用の相場や内訳は、札幌の雨漏り修理の費用相場と業者の選び方にまとめています。

天井の雨漏りに、火災保険は使える?

天井の水漏れで火災保険が関わるのは、台風や大雪で屋根が壊れ、そこから入った水で天井が濡れたときです。日本損害保険協会の説明では、風災・雪災・雹災による損害が一定額以上なら補償の対象とされています。一方、屋根材や防水シートが年数で傷んだことによる天井のシミは対象外で、冬のすが漏りもそのままでは対象外になりやすい傷みです。

天井の張り替えまで「保険で0円」と持ちかける申請代行には、国民生活センターが、保険金の3〜4割もの手数料を求められたといった相談を挙げて注意を呼びかけています。請求は加入者自身でできるので、使えるかどうかは、まず契約中の保険会社に天井の写真を添えて聞いてみてください。

使える場合・使えない場合の線引きと申請の順番は、火災保険で外壁・屋根塗装は「無料」になる?でくわしく解説しています。

後悔しない、天井の雨漏り修理業者の選び方

天井の雨漏りは、原因が屋根・ベランダ・水回りと分かれるトラブル。だからこそどの業者に頼むかで、仕上がりも費用も変わります。

「家全体を診てくれるか」を見る

天井の雨漏りは、真上の屋根が原因とは限りません。だから、信頼できる業者は、屋根だけでなく、ベランダ・外壁・水回りまで含めて家全体を診てくれます。原因が上階の水回りなら屋根業者では直せませんし、すが漏りなら板金や防水の知識が要ります。原因に応じて適切な調査ができるかが、大切です。

天井の修理で、信頼できる業者が示してくれること

天井の水漏れでは、信頼できる業者は契約の前に次の3つをはっきりさせてくれます。

  1. シミの位置と、突き止めた水の入口を写真で並べてくれる:散水調査や赤外線調査で、天井のどこに出た水が、屋根やベランダのどこから入ったのかを見せてくれます
  2. 「入口の修理」と「天井の張り替え」を分けて見積もってくれる:屋根やベランダを直す費用と、クロス・天井材を張り替える費用が別々に分かります
  3. 原因が水回りなら、そう伝えてくれる:上の階の給排水管が原因のときは、屋根の工事をすすめず、水道・水回りの業者の出番だと説明してくれます

信頼できる業者は、天井を張り替えるのは入口を直したあと、という順番を守ってくれます。
どこに頼むか迷ったら、まず原因を診てもらうところからで大丈夫です。

原因の調査から相談したい方へ

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天井の雨漏りに関する、よくあるご質問(FAQ)

Q. 上に部屋がある場合と、ない場合で、原因は変わりますか?

変わります。天井の上が屋根裏(最上階)なら、屋根・防水シート・棟の劣化や、冬ならすが漏りが主な原因です。一方、上に部屋がある(下の階の天井)なら、上階の水回り(給排水管・浴室・トイレ)の漏水や、ベランダの真下なら床の防水劣化も疑われます。見分けの手がかりは「雨と関係あるか」。雨の日に悪化するなら屋根系、晴れの日でも・水を使ったときに濡れるなら上階の水回りが疑わしくなります。

Q. 賃貸・分譲マンションの天井の雨漏りは、誰が負担しますか?

状況で変わります。賃貸住宅では、建物の不具合による雨漏りは、原則大家さん(貸主)側の負担で直すのが一般的なので、自己判断で業者を呼ぶ前に、まず管理会社・大家さんへ連絡してください。分譲マンションでは、原因が共用部分(屋上・外壁など)か専有部分かで負担者が変わり、共用部なら管理組合、専有部内の設備なら区分所有者の負担が基本です。判断がむずかしいので、こちらもまず管理会社・管理組合に相談を。

Q. 天井の雨漏りは、すぐ直すべきですか? 少し様子を見てもいい?

できるだけ早く、原因の調査・修理を相談することをおすすめします。放置するほど天井裏の木材の腐食・カビが進み、修理が大がかりで高額になるからです。とくに、照明から水が出ている(漏電の危険)・水の量が多い・天井が大きくふくらんでいる(崩落の危険)なら、様子見せずすぐに業者へ。逆に「少量で・1か所だけ・雨がやめば止まる」なら、応急処置で受けつつ落ち着いて業者を探す進め方でも間に合うことが多いです。

Q. 天井のシミが「雨漏り」か「すが漏り」か、どう見分ける?

見分けの基本は、「漏れる季節」と「雨との関係」です。雨や台風の日に漏れるなら雨漏り、雪が積もる冬だけ・雨と無関係で漏れ、春に止まるならすが漏りが疑われます。すが漏りは屋根が壊れていなくても起こるため、点検しても異常が見つからないのが特徴です。札幌では冬の天井の水漏れの多くがすが漏りです。

くわしくは、すが漏りとは?雨漏りとの違いと修理費用で解説しています。

Q. 雨が降っていないのに、天井が濡れます。なぜ?

雨と無関係に天井が濡れるなら、雨漏り以外の原因が疑われます。代表的なのは、上の階の水回り(給排水管・浴室・トイレ)の漏水です。水を使ったときに濡れるなら、この可能性が高いです。ほかに、屋根裏・天井裏の結露(寒い日にすみが湿る)や、冬ならすが漏り(雪解け水)も考えられます。いずれも屋根の雨漏りとは原因が違うので、まず「いつ・どんなときに濡れるか」を記録して、業者に伝えると原因さがしが早まります。

Q. 天井のふくらみ(水がたまって垂れ下がった部分)は、自分で穴を開けていい?

基本的には、自分で穴を開けないでください。「水を抜こう」と穴を開けると、一気に大量の水が落ちて家財を傷めたり、天井材が崩れ落ちたりする危険があります。とくに大きくふくらんでいるときは、崩落のサイン。真下に近づかず、家財を移動させたうえで、業者に相談してください。

まとめ|天井の雨漏りは「まず室内を守り、原因をたどってプロに任せる」

最後に、大切なことをおさらいします。

  • 天井から水が出たら、最優先は「室内の被害を止める」。手順は「電気→水を受ける→拭く→家財を守る→記録」。原因さがしはそのあとで大丈夫
  • 天井のシミは真上の屋根が原因とは限らない。屋根/ベランダの真下/上階の水回り/すが漏り/結露、と逆引きでしぼり込む。見分けの鍵は「雨と関係あるか」
  • 札幌で冬だけ・雨と無関係に漏れるなら「すが漏り」。春に止まっても直ったわけではなく、内部では腐食が進む
  • やってはいけないのは「出口をコーキングで塞ぐ」「天井に板を貼る・釘を打つ・穴を開ける」「自分で屋根に登る」。水が別へ回り、崩落や事故を招く
  • 修理は「原因特定が先、天井の仕上げは最後」。費用は「見積り」で確かめる。火災保険は災害が原因なら対象になり得るが経年劣化は対象外。「0円」を煽る申請代行に注意

天井の雨漏りは、突然やってきて頭が真っ白になるトラブルです。でも、正しい順番で「まず室内を守る」ことができれば、被害は最小限に抑えられます。真上の屋根だけと決めつけず、症状から原因をたどり、命の危険がある屋根の上はプロに任せる。これが、後悔しない天井の雨漏り対応の近道です。
天井のシミがどこから来ているのか見当がつかないお宅は、札幌外装センターのお問い合わせからご相談ください。札幌の施工会社1社におつなぎします。