札幌のベランダ防水|FRP防水の費用相場と工法の選び方

札幌の戸建てのベランダ防水の費用は、

  • 表面の保護の塗装(トップコート)を塗り直すなら3万〜8万円ほど
  • その下の防水層をやり直すなら10万〜25万円ほど
  • 防水層の下の床板(下地)から直すなら20万〜40万円ほど

が目安です。どの工事になるかは、防水層と床の下地がどこまで傷んでいるかで決まります。

この記事の要点は、次の3つです。

  1. 戸建てのベランダで多いのは、ガラス繊維と樹脂で作る、硬くて丈夫なFRP防水です。ほかに、形を選ばないウレタン防水と、平らで広い床に向くシート防水があります
  2. 色あせや細かいひびだけなら、トップコートの塗り直しで済みます。膨れ・はがれ・床のたわみが出たら、防水層や下地からのやり直しです
  3. 防水工事は、雪の降る時期にはできません。札幌では雪が降り始める前の10月ごろまでに済ませておきます
株式会社単刀直入 代表取締役 成田 風輝
この記事を書いた人|成田 風輝(株式会社単刀直入 代表取締役)
札幌生まれ・北海道大学卒業。在学中に起業し、YouTube・SEO・リスティング広告で集客に成功。株式会社単刀直入を設立。札幌の暮らしをより良くするため、札幌の外壁・屋根・雨漏りの費用の目安と業者の選び方をまとめたメディア「札幌外装センター」を運営。→ 運営者情報

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目次

札幌のベランダ防水はいくら?費用相場

ベランダ防水の費用は、どこまで直すかでおおよそ決まります。

工事費用の目安どんなときか
トップコートの塗り直し3万〜8万円ほど色あせ、つやが無い、表面に細かいひびがある
防水層のやり直し10万〜25万円ほど深いひび、膨れ、はがれがある
下地から直す20万〜40万円ほど床がふかふかする、ベランダの下の部屋に雨漏りしている

※金額は家ごとに変わります。正確な金額は、業者が現地を見たうえでの見積もりで決まります。

金額を分けるのは、下地の傷みと、床のまわりの直し

同じ広さのベランダでも、金額に差が出るのは次の3つです。

  1. 床の下地の傷み:防水層をはがしたら、下の床板が水を吸って傷んでいることがあります。この場合は床板を張り替えてから防水をやり直すので、そのぶん金額が上がります
  2. 立ち上がり:床のふちで、防水を壁に沿って折り上げた部分です。窓の下や、手すり壁の根元にあたります。床だけでなく、ここまでやり直すかで金額が変わります
  3. 排水口:排水口のまわりは水が集まり、防水が切れやすい場所です。排水口の部品を新しくするかどうかでも金額が変わります

床の下地の傷みは、表面から見ただけでは分からないこともあります。正確な金額は、業者に現地で床を踏んでもらい、排水口や立ち上がりまで見てもらうと分かります。

外壁塗装と一緒に頼むと、まとめて済む

2階のベランダの防水は、家の中から出て作業できるので、足場が無くても工事できることがほとんどです。一方、外壁塗装で足場を組むなら、同じ時期にベランダの防水も頼むのがおすすめです。

外壁塗装の業者は、ベランダのトップコートの塗り直しや防水も一緒に受けていることが多く、工事の日程と打ち合わせが1回で済みます。外壁塗装の費用は、札幌の外壁塗装の費用相場と業者の選び方で解説しています。

ベランダ防水の工法は3つ

ベランダの防水には、主に3つの工法があります。

工法仕上がり工事の日数向いているベランダ
FRP防水硬くて丈夫。歩いても傷みにくい1〜2日ほど戸建ての、広すぎないベランダ
ウレタン防水やや弾力がある。継ぎ目が無い3〜5日ほど形が複雑なベランダ、今の防水の上に重ねたいとき
シート防水シートを貼る。トップコートの塗り直しがほぼ要らない1〜4日ほど平らで広いベランダ

費用は、同じ広さなら3つともほぼ同じくらいで、FRP防水が少し高めです。

FRP防水とは

FRP防水は、ガラス繊維のマットを床に敷き、液体のプラスチック(樹脂)をしみ込ませて固める工法です。固まると、継ぎ目の無い防水層になります。FRPは「繊維で強くしたプラスチック」のことで、浴槽や小型の船にも使われている素材です。

固まると硬くて丈夫になるので、洗濯物を干すために毎日出入りするベランダに向いています。FRP防水材工業会によると、樹脂が固まるのが速く、何層も重ねても1日で施工を終えられます。工事の日数が短いので、ベランダが使えない期間も短く済みます。

一方、FRPは硬いぶん、伸び縮みがほとんどありません。木造の家で広いベランダだと、FRPの層が家の揺れや床の動きについていけず、ひびが入ることがあります。また、紫外線に弱いので、表面のトップコートを定期的に塗り直して守ります。

ウレタン防水・シート防水とは

ウレタン防水は、液体のウレタンを何回か塗り重ねて防水層を作る工法です。液体を塗るので、排水口のまわりや段差が多い床でも、継ぎ目なく仕上げられます。塗った層を乾かしてから次を重ねるので、工事にはFRPより日数がかかります。

シート防水は、塩化ビニールやゴムのシートを床に貼る工法です。平らで広い床を手早く仕上げられ、トップコートの塗り直しがほとんど要りません。凹凸の多い床や、形が複雑なベランダには向きません。

今の防水の見分け方と、工法の選び方

防水工事は、今のベランダにどの防水がしてあるかで、やり直しの方法が変わります。

硬さ・繊維の模様・継ぎ目で見分ける

今の防水の種類は、ベランダの床を見て触ると、ある程度分かります。

  • FRP防水:爪を立てても跡が付かないほど硬い。表面に、細かい繊維の模様がうっすら見えることがある
  • ウレタン防水:押すとわずかに弾力がある。継ぎ目が無い
  • シート防水:床の端や壁ぎわに、シートの継ぎ目や重ね目がある

床にタイルやウッドデッキを敷いている家では、防水は下に隠れています。表面の色や触った感じが分からないときは、業者に見てもらえば、どの防水かを見分けてくれます。

工法は、今の防水と下地の状態で決まる

やり直しの工法は、好みよりも、今の防水の種類と床の状態で決まります。今の防水と相性の良い材料を重ねないと、新しい層がはがれやすくなるためです。

例えば、今がFRP防水で床の状態が良ければ、FRPを重ねてやり直すのが一般的です。床に段差や細かい形が多いなら、ウレタンで仕上げることもあります。ハウスメーカーで建てた家には、シート防水が使われていることも多く、この場合はシートの張り替えになることがあります。

どの工法になるかは、業者が床を見て、理由と一緒に説明してくれます。見積もりに工法の名前が書かれているかを見ておくと、工事の中身がつかみやすくなります。

トップコートの塗り直しで済む?防水層のやり直しが要る?

FRP防水やウレタン防水の表面には、トップコートという保護の塗装がしてあります。防水層を紫外線と擦れから守るための層で、防水層よりも先に傷みます。

傷み別の直し方

ベランダの床の傷み方で、必要な工事が分かります。

床の状態傷んでいる所直し方
色あせ、つやが無い、表面がざらつく、細かいひびトップコートトップコートの塗り直し
深いひび、膨れ、はがれ、白い繊維が見える防水層防水層のやり直し
床がふかふかする、踏むと沈む、下の部屋に雨漏り床の下地下地の張り替え+防水層のやり直し

トップコートは、5年前後で塗り直すのがおすすめです。色あせの段階で塗り直しておけば、下の防水層が長持ちし、防水層をやり直す時期を先に延ばせます。

反対に、防水層に膨れやはがれが出てから上にトップコートを塗っても、防水は元に戻りません。膨れは、防水層の下に水分が入り込んでいるサインです。すでにベランダの下の部屋に雨漏りしているなら、水の入り口が床ではなく、窓まわりや手すり壁のこともあるので、ベランダ・バルコニーの雨漏りの原因と修理費用で原因の場所を確かめてください。

密着工法と通気緩衝工法

防水層をやり直すときは、作り方が2つあります。

  • 密着工法:床に防水層をそのまま貼り付ける。床の状態が良いときの、基本の作り方
  • 通気緩衝工法:床と防水層の間に、湿気を逃がすシートを挟む。床が水分を含んでいるときの作り方

雨漏りしていた床に防水層を密着させると、床に残った水分の逃げ場がなくなり、防水層が膨れることがあります。このため、雨漏りのあとのやり直しでは、通気緩衝工法が選ばれます。費用は少し上がりますが、防水層が長持ちします。

札幌のベランダ防水は、雪の前に済ませる

札幌でベランダ防水を考えるなら、工事の時期を先に決めておきます。

雪が降る時期は、防水工事ができない

国土交通省の公共建築工事標準仕様書(建築工事編)では、降雨や降雪が予想される場合、下地の乾燥が不十分な場合、気温が著しく低下した場合は、防水工事を行わないと決めています。寒さや湿気の中では、樹脂やウレタンがうまく固まらないためです。

札幌では、11月には雪が降り始め、12月から3月は月の平均気温が5℃を下回ります。ベランダ防水は、雪が解けた4月ごろから、雪が降り始める前の10月ごろまでに行うのが基本です。秋は雪の前に済ませたい依頼が集まるので、夏のうちに相談しておくと日程を取りやすくなります。札幌の月ごとの気温は、外壁の塗り替え時期の目安で解説しています。

雪かきで、防水層を傷めない

冬にベランダの雪かきをするときは、床の防水層を傷つけないようにします。金属のスコップを床に当てて雪を削ると、トップコートが削れたり、防水層に傷が付いたりするためです。

  • スコップは、プラスチック製を使う
  • 床まで削らず、薄く雪を残して止める
  • 排水口のまわりの雪を先にどけて、雪解け水の通り道を作る

春の雪解けのあとは、床に傷やはがれが出ていないかを見ておきます。傷を早く見つけられれば、トップコートの塗り直しで済むうちに手を打てます。

ベランダ防水の工事の流れと日数

FRP防水でやり直す場合、工事は次の順に進みます。

  1. ベランダの物をどけて、床を洗って乾かす
  2. 傷んだ所を直し、表面を削って新しい層が付きやすくする
  3. 新しい防水層を床にくっつけるための下塗りをする
  4. 樹脂を塗ってガラス繊維のマットを敷き、もう一度樹脂を塗って空気を抜く。これを2回くり返す
  5. 固まったら表面を整え、トップコートを塗って仕上げる

工事の日数の目安は、次のとおりです。

  • トップコートの塗り直し:1〜2日
  • FRP防水のやり直し:1〜2日
  • ウレタン防水のやり直し:3〜5日

床板の張り替えが入ると、さらに数日かかります。

工事中は、次のことを済ませておくと進みがスムーズです。

  • 植木鉢や物干し台など、ベランダの物を家の中に入れておく
  • エアコンの室外機がベランダにある場合は、業者と動かし方を相談する。室外機から出る水が、固まる前の床に流れないようにするためです
  • 洗濯物は、工事が終わるまでベランダに干さない

FRP防水の樹脂は、固まるまで独特のにおいがします。工事の日は、ベランダに面した窓を閉めておくと過ごしやすくなります。

ベランダ防水は自分でできる?

ホームセンターには、ベランダ用のトップコートも売られています。ただ、トップコートをしっかり付けるには、今の防水と相性の合う材料を選び、表面を削って汚れや油分を落とす下準備が要ります。この下準備が足りないと、すぐにはがれてきます。

防水層のやり直しは、樹脂とガラス繊維を決まった厚さで重ねる工事です。厚さにむらが出たり、排水口のまわりで水の流れが変わったりすると、かえって水がたまります。膨れやはがれが出ているベランダは、業者に任せてください。

ベランダ防水は、どこに頼む?

札幌のベランダ防水は、塗装業者、防水業者、屋根業者やリフォーム会社に頼めます。

  • 塗装業者:トップコートの塗り直しやウレタン防水を、外壁塗装と一緒に受けていることが多い
  • 防水業者:FRP防水やシート防水を専門に扱い、下地からのやり直しも任せられる
  • 屋根業者・リフォーム会社:ベランダの屋根や笠木(手すり壁の上のカバー)など、まわりの工事とまとめて相談できる
  • 家を建てたハウスメーカー:建てたときの防水の仕様が分かり、家の保証と合わせて相談できる

防水層をやり直す工事には、工事のあとの保証が付くのが一般的です。保証の年数と範囲は、書面で受け取っておくと安心です。

見積もりでは、次のことが書かれていると、工事の中身が分かりやすくなります。

  • 工法の名前と、工事する面積
  • 立ち上がりと排水口まで含むか
  • 床板の補修が要ったときの扱い

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札幌外装センターは、株式会社単刀直入が運営する、札幌の外壁・屋根の相談窓口です(運営者情報)。ベランダ防水のご相談を受け付けて、内容に合った札幌の信頼できる施工会社を1社だけご紹介します。現地を見て見積もりを出し、工事をするのは、その施工会社です。複数の業者から一斉に電話がかかってくることはありません。

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札幌のベランダ防水について、よくあるご質問

Q. FRP防水とウレタン防水は、何が違いますか?

FRP防水はガラス繊維と樹脂で作る硬い防水で、工事が1〜2日と短く、歩いても傷みにくいのが特長です。ウレタン防水は液体を塗り重ねる弾力のある防水で、形が複雑な床でも継ぎ目なく仕上げられます。戸建てのベランダではFRP防水が多く使われています。

Q. ベランダの防水は、何年もちますか?

表面のトップコートは5年前後で塗り直し、防水層は10年以上が目安です。日当たりや使い方で変わり、札幌では雪の重みや凍結で傷みが早く進むこともあります。

Q. 防水工事のあと、何日でベランダを使えますか?

トップコートは、塗ってから丸1日ほどは乗らないようにします。FRP防水は樹脂が固まるのが速いので、工事の翌日には歩けることが多いです。物を戻す日は、業者に確かめてください。

Q. ベランダの床の塗装がはがれてきたら、どうすればいいですか?

はがれているのが表面のトップコートだけなら、塗り直しで直ります。はがれた下に白い繊維やシートが見えるときは、防水層まで傷んでいるので、防水層のやり直しになります。

Q. アルミや金属のバルコニーにも、防水工事は要りますか?

床の板のすき間から雨が下に抜ける作りのアルミの後付けバルコニーは、防水工事をしません。金属の板の床に防水をするときは、FRPは金属の伸び縮みについていけないため、ウレタンなど別の工法を使います。

Q. 雪の重みや強風でベランダが壊れたら、火災保険は使えますか?

雪や風で壊れた場合は、火災保険の対象になることがあります。年数がたって防水が傷んだだけの場合は、対象になりません。保険が使えるケースは、火災保険で外壁・屋根塗装は「無料」になる?で解説しています。

まとめ|札幌のベランダ防水は、傷みの段階を見て、雪の前に

  1. 費用は、トップコートの塗り直し3万〜8万円ほど、防水層のやり直し10万〜25万円ほど、下地から直すと20万〜40万円ほど
  2. 工法はFRP・ウレタン・シートの3つ。戸建てのベランダはFRP防水が多く、やり直しの工法は今の防水と床の状態で決まる
  3. 色あせや細かいひびならトップコートの塗り直し。膨れ・はがれ・床のたわみは防水層や下地から直す
  4. 防水工事は雪の降る時期にはできない。札幌では雪が降り始める前の10月ごろまでに済ませる
  5. 冬の雪かきは、プラスチックのスコップで床まで削らない